災害発生時の対応

災害時に炊飯器を使わずご飯を炊く!キャンプでも使える超簡単な炊飯方法

停電したら炊飯器が使えないからご飯炊けないよね
鍋で炊くのって難しそう…

大丈夫です!耐熱ポリ袋を使って湯煎すれば、とっても簡単にご飯が炊けます。湯煎なら食器や調理器具を汚さないので、洗わずに済みます

今日はその具体的な方法を解説しますね。解説というほど難しいものでもないのですが、ぜひ一度試しにやっておくと、いざという時必ず役に立ちますよ。

早速手順です:

耐熱ポリ袋に、お米(必要量)と、その1.1~1.2倍(体積比)の水を入れます。
耐熱でないと、湯煎したときに溶けてしまうので注意してください。

お米1合だったら、水は200ccくらいです。

耐熱ポリ袋にお米と水を入れますが、この時鍋に入れたときに浮いてきてしまうのを防ぐため空気を抜いておきます。

断水してたら貴重な飲料水で研ぐの?
どうすれば?

「無洗米」という選択肢もあるのですが、結論から言って、お米は研がなくても問題なく食べられます。今回は敢えて研がずにただ水を加えただけで作ってみます。

茹だったお湯に袋を投入。鍋底は100℃以上になっているので、念のためお皿を敷いています。

熱で中に残っている空気が膨張するので袋が浮いてきます。そこで落し蓋で押さえます。
お皿を載せてもOKです。

蓋をして25分間茹でます。

25分茹でたら取り出します。
【重要】取り出したら素早く結び目を緩めて中に空気を入れておきます。(やけどに注意)
さもないと冷えていく過程で内圧が下がりご飯粒同士がくっついてしまいます(下の写真)。

まあ、こうなってしまってもすぐに開封すればだいたい元通りになりますが。
そしてタオルなどで保温しながら10分間蒸らします。

蒸らしが終わったら開封します。
研がなくても、普段炊飯器で炊いているご飯と比べて色、ツヤ、香りに特に差は見られません。筆者が鈍感なだけなのかも知れませんが…。

この方法を知っておけばキャンプでも役に立ちますね。

なお、災害時であれば湯煎に使ったお湯は捨てずに取っておいて、お茶を淹れたり適度に冷まして手先を洗うなど、他の用途に有効活用しましょう。

ABOUT ME
もげら47
自衛隊で大型輸送ヘリの機長として15年勤務。その間、震災や林野火災など数多くの災害派遣に出動。その後消防防災航空隊に転職し、消防防災ヘリの機長として、10年以上にわたり山岳救助、空中消火活動などに従事。 次いで2年間地方自治体の防災課で防災関連の事務事業を推進するなど、防災一筋の人生。 現在はこうした経験を活かし、防災士ブロガーとして防災関連の情報を発信しています。 【保有資格】 ・防災士 ・事業用操縦士(回転翼機+飛行機) ・航空無線通信士 ・乙種第4類危険物取扱者 ・他
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