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太陽光発電とか電気自動車って、停電対策とかいうけどその他にメリットはないの?
実際に導入した人はどう感じているのかなあ。
はい、ウチは導入して色々とメリットを感じてますよ
今日は実際に使ってみた感想を詳しくご紹介しますね
本記事では、太陽光発電、電気自動車(EV)とV2H(Vehicle to Home)を実際に導入し、運用してみたリアルな感想をご紹介します。
太陽光発電、EV、V2Hの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
なぜわが家は「太陽光発電+EV+V2H」を導入したのか?
停電対策
第一に停電対策です。
近年は災害が頻発しており、停電への備えに不安を感じていました。
ポータブル電源の導入も検討しましたが、私は長期にわたる停電対策には容量の大きな蓄電池と、それを充電できる太陽光発電の方が根本的な解決になると考えたのです。
環境への配慮
近年の夏の暑さは酷くなるばかり。エアコン無しでの生活はもはや危険とも言えます。
しかしエアコンを多用することで、ヒートアイランド現象や商用電源由来の二酸化炭素排出が進み、温暖化に拍車をかけてしまう懸念も。
その点、太陽光発電による冷房なら熱収支は完全にゼロ、二酸化炭素も排出しません。これなら遠慮なく、安心してエアコンを使えます。
蓄電池ではなく「EV+V2H」を選んだ理由
私が蓄電池ではなくEVを選んだ理由は、もともとそれまで乗っていた古い車を更新するタイミングだったこともありますが、EVの次のメリットを考慮したからです:
- 太陽光発電との相性が良い
- 家庭用蓄電池よりも容量が大きく、容量あたりの単価も安い
- 「走行機能のついた蓄電池」とみなすことができ、しかも走行時に化石燃料を燃やさず、排気ガスも出さない
ちなみに、今回処分した古い車は(愛着はありましたが)維持費も高く、故障も多く、燃費も悪く環境への悪影響も心配だったので、元々「買い替えるときは環境負荷の小さな車を」考えていました。
V2Hと蓄電池って違うものなの?よくわかんないよ
V2HはEVから宅内に給電するための装置です。これ単体で使うものではなく、EVを蓄電池として利用するために必要になります。
一方、これに対し蓄電池は単体で宅内への給電ができます。
「家庭用蓄電池とEV+V2Hの比較 」についてはこちらの記事で比較しているので、よかったら読んでみてください
→「太陽光発電×電気自動車×V2H」は停電時に本当に役立つのか?防災のプロの視点から見た災害対策
わが家の構成
私の家で導入した装置の概要は次のとおりです:
- 太陽光パネル:発電容量 6.88kW
- V2H: 充放電電力 6kW未満
- EV: 電池容量 20kWh

太陽光発電+EV+V2H 実際に使ってみた感想
停電対策としての安心感
最初に述べたとおり、我が家で太陽光発電などを導入した目的は「停電対策」なので、当然ながら、災害時の備えがワンランクアップしたという安心感が得られました。
実際に停電に見舞われたことはまだありませんが、言ってみれば保険のようなものです。
こちらも参考になります:
経済産業省 「再生可能エネルギーとは」
使用電力量(買電)の減少
これらシステムの導入前後で1年間の買電量は以下のように変化しました:
導入前:2649.3kWh
導入後:2117.9kWh
差し引き531.4kWhの削減。これは約20%の削減に相当し、二酸化炭素排出量では約220kgの削減になります。
実はこの数値はV2H導入から半年間のデータなので、1年でデータを取り直すともっと改善するかもしれません。
次に日々の電気使用量(買電量)をグラフに示します。太陽光発電とV2Hのそれぞれの導入前後で有意な変化があったことがわかります。

冬場は起床時間にエアコンを使用するため電気使用量は大きく増えますが、V2Hを導入した2024年9月を境におよそ半分程度まで買電量が低下しました。
電気自動車(EV)の画期的メリット
EVは太陽光で走行エネルギーを確保でき、しかも走行時には一切有害物質を排出しません。
使わないときはV2Hに接続しておけば「蓄電池」として機能するため、いわば「走行機能のついた蓄電池」であり、環境面でも経済面でも大きなメリットを感じています。
その他EVのメリットはこちらの記事をご覧ください:
→「太陽光発電×電気自動車×V2H」は停電時に本当に役立つのか?防災のプロの視点から見た災害対策
太陽光発電による生活の変化
太陽光発電は、暑い夏は太陽が照りつけるほどに発電量が大きくなるので、電気代の心配をすることなくエアコンを使用でき、暑い夏でも快適に過ごせるようになりました。
多少曇っていても真夏であれば1~1.5kW程度は発電してくれるため、その分買電量は少なくて済みます。
V2Hを通じた賢い充電
V2H導入前のEV充電は、200Vコンセントからの充電を行っていました。
この場合、常時2.9kWで充電することになります。晴れていれば太陽光発電分だけで十分賄えますが、日が陰ったりして発電量が低下すると、超過分が「買電」となってしまいます。
だから天気予報を良く確認しつつ、日射状況を常に気にかけなくてはなりませんでした。
しかし、V2Hでは太陽光の発電状況に応じて自動で充電電力を調整してくれるため、無駄な買電が発生しません。
さらに、家の電力需要が優先され、余った電力だけでEVを充電できるのもポイントです。
また、専用アプリを使って発電状況や充放電プログラムの設定、タイマー操作なども可能です。手間なくエコな暮らしが実現できました。
太陽光発電に、EVに、V2Hの導入…
コストは実際どうなの。いつか回収できるの?
はい。それはこちらをご覧ください:
→【実録】太陽光発電×電気自動車×V2Hの導入コストと経済効果を公開!本当に元は取れるのか?
まとめ:災害に強く、毎日も快適に。わが家の防災対策が変えた暮らし
太陽光発電とEV、そしてV2Hを組み合わせた今回の取り組みは、単なる災害対策にとどまりませんでした。
「万が一」の備えであると同時に、「いつもの暮らし」の快適さと安心感をもたらしてくれる存在になったのです。
停電が起きても必要な電力を自給できるという安心感。
夏の暑さにも罪悪感なくエアコンを使える環境へのやさしさ。
日常に寄り添いながら、いざというときに頼れる。そんな“静かな守り”が、わが家に加わりました。
もし今、太陽光発電やV2Hの導入を検討されているなら、まずはご自身の生活に合うかどうかを知ることから始めてみるのがおすすめです。
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